Lab.

テクノロジー好きメガネっこ期待の新世代メガネJINS MEME、ついに発表です。

REPORT 2015.10.15

目の動きを読み取って、スマートフォンアプリでアタマ年齢とカラダ年齢を測ったり、身体の動きを計測してランニングフォームの状態を確認することができること「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」。昨年のプロジェクト発表時から期待していましたが、ついに正式版が公開されるときいて、発表会にお邪魔してきました!

従来のメガネ型のウエアラブルガジェットはディスプレイつきで、プラスαの情報を見るためのものが多かったのですが、JINS MEMEが狙うところは……。

そうなんです。「自分を見るアイウェア」なんです。

まずはJINS社長の田中さんの言葉から始まりました。

「こうやって実機を発表するまでに時間はかかりましたが、バッテリーライフは初期の約8時間からリアルタイムモードで最長12時間、スタンダードモードで最長24時間にまで伸びました」

「また利用分野が当初の予想よりも拡大。フィットネスやドライブ時の眠気検出だけではなく医療分野など、スマートフォンアプリによって生活全般で活用できるウエアラブルデバイスになりました。眼球の動きから病気の兆候も検出できる可能性があることから、先制医療の分野でも活躍する存在としてJINS MEMEを成長させて行きたいと考えています」

確かに昨年の発表時は、身体と眼球の動きを検出できることから、運動時の身体のバランスと疲れと眠気を察知してくれるメガネになるといわれていました。しかし、JINS MEMEが検出したデータを解析するアプリによっては、医療の世界でも使えるメガネになるんですね。

オフィシャルアプリであるJINS MEME Appの監修を務めたのは、東北大学加齢医学研究所所長の川島隆太(かわしま・りゅうた)先生。ご存じの方も多いでしょう。ニンテンドーDSソフト「脳を鍛える大人のDSトレーニング」の監修も務めた川島教授です。

「このアプリは眼と身体からのデータを元に、ココロ年齢とカラダ年齢を計測できるもの。通勤時、オフィスワーク時、会議時、残業時など、シーンに応じて移り変わるココロとカラダの状態を分析すれば、もっと両方の年齢を若く保つためのデータを蓄積できることでしょう」

デモを拝見すると、午前中は共に若い状態であっても、午後に入り、常日頃からの会議の時間になると急激に年齢が増える様子がうかがえました。これは興味深い。確かにつまらない…といっては失礼ですが、決まり事の報告会的会議は眠気を誘発し、集中力がもたなくなりますもんね。

慶應義塾大学スポーツ医学研究センターの橋本健史(はしもと・たけし)先生は、JINS MEMEを使って短距離走のフォームを可視化するなど、スポーツシーンにおけるJINS MEME活用の可能性を研究中です。短距離走のフォームを可視化する実験ではスタート時の姿勢、左右の足にかかっている駆動力などをチェック、ウィークポイントを洗い出すことができたので、フォームの改善によるさらなるタイムアップの可能性へとつながったそうです。

そして元オリンピックアスリートの為末大さんは、スポーツにおいては軸・体幹が重要だとコメント。JINS MEMEを使えば自分の状態が、自分以上に詳しく確認できるので、すべてのスポーツを行う人にとって有効なアイテムになるそう。また、スポーツにおけるパフォーマンスはココロの状態も重要であり、眼電位センサーで取得する瞬きや視線情報といったデータから、ココロの状態を知ることができる点にも触れ、JINS MEMEのスポーツシーンでの活用に期待をよせていただきました。

JINS MEMEのオフィシャルアプリは基本アプリのJINS MEME Appを筆頭に3つのアプリカテゴリから様々なアプリをリリース予定とのこと。FITNESSカテゴリからはRUNアプリといったスポーツシーンでの利用を目的としたアプリを、またASSISTカテゴリからは運転中の眠気を測定できるDRIVEアプリといった生活をアシストするアプリを、さらにLAB.というカテゴリでは、JINS MEMEの可能性を広げるさまざまなチャレンジを行っていくそうです。前述した先制医療など、さまざまな分野での実験結果がここに集約されるのかもしれませんね。

来る2015年12月には驚きのプロジェクトを展開予定とのこと! どんな内容になるのでしょうか。今から楽しみです。

またJINS MEMEはアプリのSDK(ソフトウェア開発キット)を公開しています。目に関するデータはまばたきの回数、まばたきの速度、まばたきの強さや、視線方向といったデータが取得可能で、他にも身体に関するデータやJINS MEMEに関するデータをスマートフォンアプリで受け取れます。

プログラミングが得意な方であれば、JINS MEMEを使った面白いアプリ、役に立つアプリを作ることができるのかー。いいな、面白そう。

JINS MEMEのコンセプトは「TURN IT ON」。JINS MEMEを使えばどんなことを見ることができるのか。このPVで確認してみてください。

では実機を見てみましょう。

こちらはスタンダードモデルになるJINS MEME ES(イーエス)。ウエリントンタイプのフレームでヴィンテージな雰囲気にもカジュアルなトーンにもマッチさせやすいデザインです。搭載されるセンサーは3点式眼電位センサーと6軸センサー(3軸加速度センサー+3軸ジャイロセンサー)のフル機能版となります。

3点式眼電位センサーはノーズパッド部分にあります。ブリッジ手前にある部分も鼻に接触するようにかけます。

6軸センサーはテンプルパーツの末端部分にビルドイン。太いイメージですが着け心地はどうでしょうか。

これが想像以上に、はるかにいいんです! 約36gと軽量なので見た目よりも軽量。しっかりとホールドしてくれます。ウエリントンタイプだから視界の広さも良好です。

なおJINS MEME ESの価格は3万9000円(+税)。+2000円で度付きレンズにも交換可能です。

JINS MEME ES商品情報ページ

もう1つのモデルがハーフリムのJINS MEME MT。6軸センサーのみ搭載されるスポーツモデルです。眼球の動きは計測できませんが、スポーツのフォームの確認用に使う方にオススメ。1万9000円(+税)と価格もリーズナブルです。ただし度付きレンズへの交換はできません。(※現在は度付きに変更可能です)

そのかわり、夜間のランニングにも便利なクリアレンズへの交換が+2000円で可能です。

絶妙なカーブでもって、JINS MEME ESよりさらに密着性のあるフィット感。ハードなトレーニングで汗をかいてもメガネが落ちることはなさそうです。

JINS MEME MT商品情報ページ

JINS MEMEオフィシャルサイトには各モデルのスペック比較表もありますよ。

JINS MEMEモデル比較・詳細

私たちの人生の役に立ち、アクティビティがもっと充実することになるJINS MEME。最先端のウェアラブルを、皆さんもぜひ使ってみてください!2015年11月5日(木)より全国38のJINS店舗で発売開始予定。

全国38店舗のうち、原宿の店舗はJINS MEMEの「ここだけ」の体験ができるフラッグシップ店としてオープンするとのこと。発売店舗などの詳しい情報はまたお知らせしますね。

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ライター:<br>武者良太(むしゃ・りょうた)

ライター:
武者良太(むしゃ・りょうた)

最新ITやデジタルガジェット、オーディオを追い続けているフリーライター。『Kotaku Japan』元編集長で、現在はウェブ『ギズモー ド・ジャパン』『WIRED』 『IGNITE』、雑誌『モノ・マガジン』『GQ』『デジモノステーション』などに寄稿。メガネ歴33年。

一(いち)JINS MEMEファンの視点から、JINS MEMEの隠された魅力や機能を検証&レポートして行きます!