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INTERVIEW 小松秀人/十字堂鍼灸院 院長、中野健康医療専門学校 学校長
身体の“ゆがみ”を可視化し、最適なトレーニングへと繋げるJINS MEME

REPORT 2016.01.22

東京都渋谷区で十字堂鍼灸院を営むほか、中野健康医療専門学校・学校長を務める小松秀人先生はパーソナル・ランニングアドバイザーとしても活躍する、スポーツ領域全般のスペシャリスト。オリンピック選手をはじめとしたトップアスリートはもちろん、市民ランナーまで広くスポーツに取り組む人々のサポートに取り組んでいます。
ご自身もランナーとして数多くのマラソン大会に出場されている小松先生ですが、実はJINS MEMEの愛用者。そんな小松先生に、ランナーのパフォーマンス向上に向けたアドバイス、そしてJINS MEMEがランニングにもたらす効果や活用方法などを伺いました。

身体のゆがみが引き起こすランナーの痛みや違和感

ランナーの多くが悩む怪我の原因について、小松先生はどのようにお考えでしょうか?

人間の基本姿勢は“二足直立”。この姿勢が歩行、そしてランニングへ繋がっていきます。怪我するということは身体に“ゆがみ”が生じ、この基本姿勢が崩れてしまっている状態。そのため、まず姿勢から改善していかなければいけません。

そして姿勢を考えるとき、忘れてはいけないのが『重心』の存在です。人々の動作は、足底における重心移動で行われます。人間は体幹軸(身体の中心)と左右の下肢荷重軸の3軸で立っており、動くことによって重心位置が変わります。また、心理状態も姿勢に影響を与えます。例えば気持ちが沈んでいると、つい下向きがちになりますよね。

スポーツ傷害を考えるうえで、姿勢と重心、心理、そして動きがとても大切な要素です。これらには相関関係があり、崩れると怪我が起こります。怪我の予防やトレーニングの効率化、競技力向上のためには、この4つを上手くマネジメントしていくことが重要です。

なるほど。では姿勢改善に向けた具体的なアクションとして、どのようなことが挙げられますか?

何よりも、気づきと意識づけが大切です。自分の身体にどんな“ゆがみ”があり、それがフォームにどう影響しているのか。そのうえで、体幹軸や骨盤の安定した身体を作っていくことが重要です。身近な方法として、まず日々の生活で、体幹軸を意識した座り方や立ち方に取り組んでみてください。それなら仕事中でもできます。あとはその意識を、ランニングに落とし込んでいくだけです。

ただし人によって、身体の“ゆがみ”は異なります。そうなれば当然、痛みの原因や行うべきアクションも違ってくるでしょう。そのため本質的な改善においては、個々の状態を分析したうえで、適切なトレーニングを検討することが必要です。JINS MEMEでは、そのために必要なデータを自分自身で確認することができます。

ランニングフォームを改善する上で必要な情報を全て可視化

JINS MEMEが重心位置を可視化してくれるとのことですが、小松先生はいつからJINS MEMEを愛用されているのでしょうか?

使いはじめたのは2ヶ月ほど前。初めてJINS MEMEを知ったときは、まさに衝撃的でした。私がランニングにおいて重要と考えていることが、すべて可視化されたわけですから。私は右過重だと自覚していましたが、JINS MEMEでもそれが明らかにデータとしてビジュア化されました。ブレイクポイント(※)を確認すると、重心が右に偏っているのが分かります。

※ブレイクポイント:フォームとペースを維持して走れなくなった限界距離。

先日、ハーフマラソン大会でも着用してみたのですが、装着感も快適ですね。見た目ほど重さを感じませんし、むしろテンプル部のカーブが頭の形にフォットして走っていてもズレず、圧迫感もありません。

可視化データがトレーニングの質を向上する

2ヶ月間JINS MEMEを使用してみて感じている、具体的な効果やメリットを教えてください

JINS MEMEは、身体のゆがみを可視化・ビジュアル化してくれます。つまり、自分の弱点が分かるんです。弱点が分かれば、その改善に向けたトレーニングに取り組むだけ。そして弱点が改善されれば、もっと速く、効率的に走れるようになります。つまりJINS MEMEで可視化されたデータが、正しいトレーニングの土台になるわけです。きっと、トレーニングの質が変わってきますよ。

ただし勘違いしないでほしいのが、JINS MEMEはダメな部分を指摘するツールではないということ。ブレイクポイントに「上手くフォーム維持できていない」と落ち込むのではなく、むしろ前向きに考えてほしいですね。例えば先日のハーフマラソン、私は10kmの地点でブレイクポイントが訪れました。これは、つまり「10kmまで走れる脚がある」ということ。それなら、あとは残り10kmの脚を作ればいい。そうやって、どんどんポジティブに考えましょう。

(聞き手・文:三河賢文/写真:田中由起子)

【セミナーインフォメーション】
■ 小松秀人先生による「走りの“弱点”チェック&フォーム改善セミナー」開催

痛みの改善や走力アップを考えたとき、「どうすればいいのか」と悩むランナーは多いはず。1〜3月に開催される「走りの“弱点”チェック&フォーム改善セミナー」では、そのための基本となる知識が学べます。セミナーでは、小松先生からフォームに関する基礎理論をセミナー形式でレクチャー。さらにJINS MEME RUNを使った試走会を行い、個別のフォームチェックが受けられます。

JINS MEMEは貸し出し可能なため、「JINS MEMEを試してみたい」という方にも最適。先着順のため、お早めにお申し込みください。

開催日や時間、場所などの詳細は下記よりご確認ください。

小松秀人(こまつ ひでと)

小松秀人(こまつ ひでと)

十字堂鍼灸院 院長、中野健康医療専門学校 学校長。
パフォーマンスアップやけが予防の観点からフォームに着目したスポーツ診療を行い、プロからアマチュアまで幅広いランナーの挑戦を支える。診療の傍ら、自身もランナーとしてフルマラソン3時間4分の自己ベストを保持。トレーナーとしての知識・経験とランナーとしての実践の双方に裏付けられたランニングへの深い造詣から、雑誌「ランナーズ」などでアドバイザーもつとめる。